「家の老朽化が気になる…」
「でも、建て替えなんてお金はウチにない…」

今、家の老朽化にともない、古い家の倒壊が急激に増えています。

あなたがお住まいの家、
あなたがお持ちの空き家、
あなたの親がお住まいの実家、

は大丈夫ですか?

この記事では、
・家が倒壊する原因は?
・家が倒壊する前兆は?
・家の倒壊を防ぐ5つの対策(無料でできるオススメあり)
について解説していきます。

「家の老朽化が気になりつつも、費用面が理由で目を背けてきた」

という方は、ぜひ参考にしてみてください。

倒壊が増えている1番の理由は何?

倒壊の大きな理由の1つが「耐震基準」の甘さです。日本で大きな地震が発生するたびに、年々厳しいものになっていますが、1981年以前に建てられた家は「震度5に耐えられたらOK」という今では考えられないような基準でした。

その証拠に、1995年に発生した阪神・淡路大震災では、6434名もの方が亡くなられ、住宅被害は約64万棟と言われています。そして、

亡くなられた方の約8割が住宅の倒壊によるもの

とされているのです。つまり、約8割の方が住宅の倒壊によって亡くなられている、ということになります。

※出典:『阪神・淡路大震災調査報告総集編』(阪神・淡路大震災調査報告編集委員会)より作成

また2016年に起きた熊本地震でも、亡くなられた原因の7割以上が、家の倒壊です。

もし明日、あなたの町に、震度5を越える地震が来たとしたら…

もちろん、地震が来なくても、老朽化した家の自然倒壊が増えているという事実もあります。

いずれにしても、家の強度が低く、さらに老朽化が進んでいれば、いつ倒壊してもおかしくはない、というリスクが常につきまとってくるということなのです。

もしあなたの家が倒壊したら?命は助かっても待ち受ける負債

もし仮にあなたがお持ちの家が倒壊し、なんとか命は助かったとしても、その後に待ち受ける、こんな負債をご存知でしょうか?

所有不動産の賠償請求

家を所有している人には、工作物責任といって、所有物を適切に管理する義務があります。※民法第717条より

例えば家の倒壊により、近隣住宅の車や外壁に傷をつけてしまった場合、倒壊した家の所有者は、修理費用を負担しなければなりません。

修理費用の支払いを拒んだ場合、損害賠償請求の裁判を起こすことも可能です。

このように、老朽化した家を持つということは、住む人の命だけでなく、さまざまなリスクを抱えていることになります。

そして倒壊の原因は、地震だけではありません。

家が倒壊する5つの原因とは?

シロアリによる被害

シロアリは雑食性で、繁殖力はゴキブリ並かそれ以上。なんでも餌にしてしまうので、どこでも繁殖出来てしまうのです。

シロアリの餌食となった家は、木造住宅の土台や柱、壁、天井を食べて、表面上は見えないところからボロボロにしてしまいます。

また鉄筋コンクリート造であっても、建物に侵入して木造部分や床などを食べてしまい、気づいた時には倒壊寸前まで侵されていた、ということも少なくはありません。

経年劣化による老朽

空き家の場合は特に顕著なのですが、屋根や外壁の劣化から浸水し、木造部分が腐朽していきます。

ホコリがたまっていけば、湿気の逃げ場がなくなり、カビや腐朽がより進んでいくでしょう。

住宅の寿命は一般的に30年と言われています。30年過ぎた「耐震基準」の甘い家では、いつ自然倒壊が起きても、おかしくないのです。

土砂災害

近年、特に増えている、日本の強風・大雨・洪水・高潮・波浪などによってもたらされる自然災害の中でも、犠牲者のうち約半数が、土砂災害が原因だと言われています。

土砂災害に遭うリスクは年々、増加していますし、避けようがないものですが、被害に遭えば、家の価値は当然、ゼロになってしまうでしょう。

それどころか、ローンや近隣住宅への修理費用など、負債を抱えるリスクすらあります。

雨水の浸水

大雨による被害も近年増加しています。堤防の決壊やダムの放流など、住宅にまで雨水が浸水してくる被害を目にする機会も数年前に比べて増えたのではないでしょうか?

雨水が家に侵入すると当然、木材は一気に痛んでしまいます。

家としての価値は、その瞬間にほぼゼロになってしまう、

と思ったほうがいいでしょう。

大きな地震

家の倒壊でもっとも多いのが、地震によるもの。そして地震による死因の大半が、家の倒壊です。

熊本地震で倒壊してしまった家の半数以上は、1981年以前に建てられた、現在の耐震基準を満たしていないものだったそうです。

もし大きな地震が起こった時、古い家に住んでいるか、比較的新しい家に住んでいるかで、生死の明暗をわけることは言うまでもありません。

1つでも当てはまったら次の地震で倒壊するかも?!倒壊の前兆3例

何気なく暮らす家でも、日を追うごとに、着実に倒壊に向けて劣化は進んでいます。

そして家は、そろそろ倒壊してしまうかもしれない、というシグナルサインを発信しているのです。

そこで倒壊前に起きやすい4つの前兆をご紹介します。

1つでも当てはまる方は、その原因にもよりますが、倒壊リスクあり、と言っていいでしょう。

家が傾いている

家が傾いてしまうと、一気にバランスが悪くなり、倒壊リスクがグンと上がります。

窓が開きにくい、閉まりにくい、といった症状も、傾きが原因の場合が多いです。

原因は地震や地盤沈下、シロアリなどさまざま。

ビー玉を転がしてみれば、簡単にチェックできるので、ぜひ試してみてください。

2リットルのペットボトルに水を入れて、床に横置きしても水平かを確認することができます。

柱と床が垂直になっていない

これも家の傾きと近いですが、家の柱と床が垂直になっていないと、バランスが悪く、小さな力で倒壊へとつながってしまうリスクがあります。

イメージでいうと、床は傾いていないけど、床と天井、壁が平行四辺形になってしまっている状態です。

試しに5円玉に糸を通して結び、その糸を家の柱に貼り付けてみてください。

垂直になっていない家は、5円玉と柱の間に隙間が空いて、三角形ができます。

糸の長さを1メートルにして、1センチ傾いているだけでも、国の傾き被害認定基準では「半壊」と判定されてしまうのです。

床がきしむ・沈む

床のきしみや沈みというのはその多くが、どこかに「隙間が出来た」ことにより、床が浮いてしまっている状態です。

シロアリの侵食によって隙間ができているのか、木材の腐朽によるものなのか、はたまた、設計・施工の段階で、何かしらのズレがあったのか、原因はさまざまですが、いずれにしても、家のバランスが大きくずれてしまっている状態には違いありません。

バランスが悪くなった家は、思っている以上に倒壊の瞬間がすぐ近くまで迫っている可能性が高いのです。

倒壊の不安を解決するための対策

では、倒壊リスクから開放されるためには、どんな対策があるのか、5つの対策を最後にご紹介します。

対策1:傾きなどを修正する補強工事を依頼する

傾きの角度や状況によって内容は変わりますが、建具の調整、床を支える柱を替えるなどの工事があります。

ただし、大掛かりな工事になるため当然、費用はかさみます。

工事費用の相場は50万円〜200万円ほど。

住む人の命がかかっていることを考えれば、値段には代えられませんが、決して安い金額ではないのが現状です。

対策2:取り壊して更地にする

倒壊の恐れのある家が空き家なのであれば、取り壊して更地にしてしまう手もあるでしょう。取り壊せば倒壊のリスクはゼロになります。

しかし、家を解体した結果、固定資産税は最大6倍、都市計画税は最大3倍になってしまうことをご存知でしょうか?

また、空き家のままであっても、管理状況が悪いと、勧告が来て同様に税金が上がってしまうこともあります。

そして当然ですが、家を取り壊すのにも費用がかかります。

試しに今の空き家を取り壊すのに、どのくらいの金額がかかるのかを知りたいという方は、60秒ほどでお住まい地域の解体工事費の最安値がわかるこちらの無料サービスが便利です。

>>無料で60秒後に最安の解体費用が算出できるサービスはこちら

対策3:新しい家を建て直す

もっとも費用はかかりますが、確実に倒壊リスクを解決するためには、家を建て直すのがベストでしょう。

とはいえ、更地にして、新たに家を新築して、となると数千万円の費用がかかってきます。

その土地に住み続けなくてはならない理由がある方なら、倒壊リスクのある家に住み続ける未来と、思い切って建て替えて安心した家に住むのと、で天秤にかけてみてください。

対策4:引っ越して空き家にする

住んでいる家が倒壊してしまえば、命に関わる大きな問題に発展します。なので、まずは倒壊リスクのある家を出て、違うところに引っ越すという手もあるでしょう。

ただし、その場合、空き家になるため、老朽化はさらに加速していきます。

人が住まなくなることで換気されないだけで、カビや腐朽による老朽化が一気に早まるのです。

また倒壊リスクだけでなく、固定資産税という費用が発生し続けるのも、大きなネックになるでしょう。

対策5:【オススメ!】倒壊リスクのある家ごと売ってしまう

倒壊の不安を解決するための対策の中で、唯一、費用がかからないものが、家を売却してしまうというもの。

試しに今の家をカンタン査定に出してみてください。

倒壊リスクのある家なんて売れない、と思われるかもしれませんが、むしろ実際には、想像よりはるかに高額で売れてしまう、ということが多々あります。

ただし、査定金額は当然、不動産業者によって大きく変わってきます。

特に築年数の古い家でも、高値で売却してくれる不動産業者と、そうでないところとでは、査定額に500万円という差が出てくることもあります。

そのため、大事になってくるのが、複数の不動産会社に査定してもらい、高値で査定してくれるところを探すということ。

しかし、自身でたくさんの業者に依頼するのは手間ですよね?

古い家でも高値で売却してくれる業者がカンタンに見つかる無料サービス

そこでおすすめなのが、スマホで60秒ほどの間に、複数の不動産業者に一括見積もりをしてくれる無料サービスです。

中でも業界No.1のイエウールでは1600社の不動産業者と提携しており、その中から、古い家でも高値で買い取ってくれる業者を、カンタンに探し出すことができます。

いくつかの質問に答えるだけで、すぐに査定額がわかってしまうのも便利なポイント。

倒壊のリスクから解放されるだけでなく、想像もしなかった思わぬ大金を得られる可能性もあります。

>> 無料で一括見積もりを試してみる

家は倒壊したら価値はゼロ。倒壊する前に売るのが賢明

当然ですが、倒壊した家の価値はゼロです。そして、築年数の古い家は、これから価値が下がり続けていきます。

明日になれば、確実に今日よりも、価値は下がっているということです。

つまり、この先を考えた場合、今の家がもっとも価値の高い状態ということ。無料で、しかも60秒ほどで査定依頼ができるのだから、ひとまず査定だけでもしておいて損はないでしょう。

無料で査定してくれるサービスはほかにもいくつかありますが、イエウールは月間の利用者数が1万人超え。

運営元も上場企業の株式会社speeeなので、少しでも高く査定してほしいなら、イエウール一択といっても過言ではありません。

明日大きな地震が来て、

「あの時に査定だけでもしておけば…」

と後悔しないよう、今のうちに査定額だけでも、知っておくにこしたことはないでしょう。

>>【無料】自宅がいくらで売れるか確認する